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2009年3月 6日 (金)

株式市場が正念場を迎えた日欧

ケンミレ森田氏のレポートから

『株式市場が正念場を迎えた日欧』【森田レポート】

以下のチャートは1982年からの日経平均の週足チャートです。
1982年の日経平均の安値は10月1日の6849円で、今回のリーマンショックの時の安値は6994円です。つまり、日本の株式市場は27年前に戻ったことになります

したがって、7000円を大きく下回る可能性は少ないのではないかと思われます。

そして、日本にとって重要なことは『7000円台後半まで日経平均が戻らないと、3月末の銀行や生保、上場企業の決算に甚大な影響を与える』ということです。

したがって、日経平均が7000円台前半で推移しているとすれば、3月中旬から下旬に掛けて、PLO(株価引上策)が取られる可能性があります。

何時、株式組入比率をアップさせるか

問題はここにあります。7200円台という日経平均は『政府が容認出来ない水準』ですが、余り早く株価引上策を取りますと、上がったところで『売り浴びせ』にあって、もう一回PLOをしなければならなくなります。

また、PLOを行ったあとに、米国の株式市場が暴落して、世界同時株安になってしまえばPLOが無駄になります。

したがって、政府は『何時、PLOを行うか』で悩んでいるのではないかと思います。常識的には3月20日過ぎだと思いますが、グリーンスパン議長が昔、言いましたように『市場の裏をかく』ことが出来なければ、PLOが市場の絶好の売り浴びせのチャンスになってしまいます。

したがって、第一の買い場は3月15日後、最終的買い場は20日過ぎという心の準備をしながら『ここだ』というところで買うのが良いと思います。

そのためには、買いたい銘柄選びが重要になります。
前回、私が選んだ銘柄は、1銘柄は安値から46%上昇したところにあり、もう1銘柄は安値から12%上昇したところにいます。下がったら、もう一度買おうと思って見ているのですが、下がる気配がありません。

そこで、もう一回最初から『買いたい銘柄探し』をすることになります。今週末の土日を使って、銘柄探しの条件に基づいて銘柄を探して見ましょう。

世界の株式市場動向

世界の株式市場の動きを見ますと、日本が一番安い水準にいます。次は欧州で、日本ほど昔のデータはありませんが、それでも『データの底値近辺』にいます。

次は米国と中南米や新興国で、これらは2003年の安値近辺で推移しており、第二群となります。その次は中国で、第二群と違ってリバウンドが起こっています。
最後に予想外の上昇トレンドを維持しているのがカナダです。

つまり、米国とアジアや中南米の新興国は、もう一段の急落があっても不思議ではなく、欧州も日本に比べてれば『割高』となっていますので、更に下がる可能性があると思います。

つまり、世界同時株安はチャートから見れば『終っていない』ということになりますし、経済や金融から見ても終っていないということになります

結論

何もない時に買うのは難しいといえます。一番簡単な買いタイミングは『株式市場が急落した時』です。したがって、株式市場が急落した時に買える資金を確保することが勝ち組の第一条件となります。

次は持たないリスクを防ぐためには、急落がなくても、3月中旬以降は『持たないリスク』を回避するために、株式組入比率を上げた方が良いと思います。

そのために、今週末は『新しい買いたい銘柄探し』に時間を使っても、十分元は取れると思います。

バックナンバー

  • 『株式市場が正念場を迎えた日欧』【森田レポート】(3/4)
  • 『NY市場急落でも、日本はしっかり!?』【森田レポート】(3/3)
  • 『株式市場が上がると強気、下がると弱気になる専門家』【森田レポート】(3/2)
  • 『チャートをどう使えば、武器になるのか』【森田レポート】(2/27)
  • 『3月相場は“下落相場”なので、今年は3月までに2回のチャンス』【森田レポート】(2/26)
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