ロシア・グルジア情勢
ロシア・グルジア情勢
北京五輪開始と同時に勃発したこの紛争。ちょっと気なるので、今までのニュースを纏めてみた。
グルジア地方は地図を見ると分かるようにパイプラインの生命線を握る重要な場所。世界経済への影響は場合によっては大きいかもしれない。
- (8/12)ロシア大統領が作戦停止表明、仏大統領と会談 グルジア情勢
- (8/12)仏、安保理に停戦決議案提示 グルジアの軍事衝突
- (8/12)グルジア、首都防衛で部隊集結 ロシアへ国際非難高まる
- グルジアで11日始まったロシア軍侵攻を受けて、グルジアのサーカシビリ大統領は12日未明までに国内外のテレビに出演し、ロシアの地上部隊がグルジア各地に展開していると述べた。大統領は首都トビリシ防衛のため部隊を集結させていることを明らかにするとともに、国際社会に軍事支援を訴えた。ロシア国防省筋は11日「トビリシ攻撃の計画は過去も現在もない」と述べたが、停戦呼びかけを無視した侵攻作戦に国際的な非難が一斉に高まっている。
サーカシビリ大統領は12日までにロシア軍がグルジアに通じる陸、海、空路を事実上押さえ、国の相当部分を支配下に置いたと非難した。
現地からの報道によると、ロシア地上部隊が11日に進軍したとされるのはトビリシから約60キロに位置するゴリ市のほか、南オセチア自治州と同じくロシアが支援する分離派が支配するアブハジア自治共和国に近い軍事拠点のセナキやズジジ、黒海沿岸の港湾都市ポチなどに広がっている。 - (8/12)日本政府、ロシアに停戦呼びかけへ グルジア侵攻
- (8/12)ロシア、交渉・攻撃を両にらみ グルジア内侵攻
- グルジア国内への侵攻を強める一方、北大西洋条約機構(NATO)に対し、グルジアとの軍事衝突を巡る緊急協議を開催するよう要求した。ロシア軍は停戦交渉の呼びかけを無視し、南オセチア以外の都市を相次ぎ占領。旧ソ連諸国のNATO加盟阻止の実現を目指し、グルジアに対する攻撃を勢力圏を巡る米欧との交渉に利用するロシアの戦略が鮮明になってきた。
- (8/11)米大統領、ロシアを批判 即時停戦と撤退要求
- ブッシュ米大統領は11日、ホワイトハウスで声明を発表し、グルジア・南オセチア自治州情勢について、ロシアの軍事介入を「このような行動は21世紀には容認できない」と批判し、即時停戦とロシア軍の撤退を要求した。
- (8/9)南オセチア、本格交戦も=ロシアが軍事介入-グルジア、総動員令
- (8/8)グルジア、南オセチアに大規模攻撃 「宣戦布告」情報も
***
- 南オセチアは、ロシアを後ろ盾にして、グルジアからの「分離独立」を標ぼうしていた。
- グルジア軍は、一時南オセチア自治州の州都ツヒンバリまで侵攻、これがきっかけとなり南オセチアに駐屯するロシア軍の軍事介入を招いく。
- ロシア軍は、9日には早くも州都ツヒンバリの「解放」を宣言。
さらに、空爆域をグルジア全域に広げる一方で、グルジア近海に黒海艦隊を展開してグルジア船を攻撃、海上封鎖。 - ロシアの反撃に対し、グルジア政府は10日に南オセチア自治州での軍事行動を停止、撤退を余儀なくされる。
- 11日には、ロシアに対して停戦提案を行ってたが、ロシア側はこれを拒否。
- グルジアは「国家総動員令」を発令、イラクへ派遣していた部隊約2000人を帰国させ全面戦争に備える
- ロシア軍は、南オセチア自治州を超えてグルジア領内にも地上軍を展開、越境攻撃を継続。
- ロシアは、南オセチア自治州と同様にグルジアからの独立を唱えている「アブハジア自治共和国」へも軍隊を増派し、西からもグルジアに侵攻。
- 世界各国からロシアへの非難高まる。停戦要求。
- ロシア停戦合意 2つの条件付で
- しかし、、、グルジア側は「ロシアは停戦宣言にもかかわらず、引き続き空爆を続けている」としており「独立国家共同体から脱退する可能性がある」と大統領が発言。
以上がこれまでの推移。
BTCパイプラインは2005年5月に完成。バクー(アゼルバイジャン)から、トビリシ(グルジア)を経由、地中海側のジェイハン(トルコ)を結び、総延長は1,768kmで、世界の原油生産量の1%を輸送している。じつはこのパイプライン、ロシアにとっては影響力を弱める大きな要因となっている。- BTCパイプライン開通 旧ソ連圏のロシア離れ加速
豊富なカスピ海産原油をロシアを経由せずに地中海に運ぶBTCパイプラインが25日、開通した。カスピ海原油の欧米向け新ルートの完成は、石油パイプラインを通じたカスピ海沿岸旧ソ連諸国に対するロシアの影響力を大きく低下させ、地域の勢力図に大きな変化を与えるとみられる。
日米欧は新たな原油供給源を確保。
特に欧州は天然ガスをロシアに大きく依存しており、欧州はこれを打開したい。ロシアは維持したい。ここに激しい対立が生じている。
つまりロシア・グルジア2国だけの紛争ではなく、真実は欧米とロシアの衝突である。だから、注目せざる負えない。
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コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A) (集英社新書 452A) 著者:廣瀬 陽子 |
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